コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

やっぱり納得できない休校

いま、コロナ患者が増えて、医療が大変になっているのに、いまいち実感がない理由のひとつは、

学校が休みになっていないことだと思う。

 

私は、いつまでたっても、あのときに全国一斉休校にした意味がわからない。

 

ただ、インパクトという効果は認める。子どもも学校に行かないなら、大人も会社に行かない、ということになったから。

子どもの世話をするために会社に行けない人もたくさんいただろうけれど。

 

家にずっと子どもがいることで、ごはんどうする?親が仕事している間どうする?という問題が生じた。

それに伴ってテレワークや時差出勤が強制されたことで、生活の転換を大きく迫られた。

コロナで生活が一変する、ということを、子どもの学校がないということで思い知らされたのだ。

 

だから、自粛もしかたないなぁと受け入れられて、みんなが外に出るのを我慢した気もする。

 

学校一斉休校に勝るインパクトは、何もないのだと思う。あの休校に認める意義はそれだけ。ほんとうにそれだけ。

 

あと、トイレットペーパーや生理用品、インスタントラーメンやパスタ、冷凍食品なんかが店頭から消えたのもインパクト大きかった。

でも、マスクや消毒関係はさておき、食品系の消費急増は、休校に伴うことでしょ?

 

休校があったから、あのときは、ある程度説明なしでもなんとかなっていた。

今は、私が情報収集を怠っているのもあるんだけど、GOTOのこととか時短営業のこととか、まあわかるんだけどほんの一部分の不安解消のための施策(そして一部分の人が不利益をとても被る)ばかりで、もやもやが拭えない。

もっときっちり説明してほしい。

専門委員会や医療のプロの訴えることと、政治がやっていることとが合致しない。GOTOでお金を使うほうがよいのか、家で巣篭もりしているほうがいいのか、結局わからない。