コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

学校再開させてはいけない(通学編)

京都府京都市は「予定通り」明日以降学校を再開させるらしい。

私の実家がある兵庫県と神戸市も「予定通り」学校を再開させるらしい。

 

学校(小学校、中学校、高等学校)を三種類に分ける。

 

①全員が徒歩で通学してくる学校

②近隣から公共交通機関を使って通学してくる学校

都道府県をまたいで広範囲から公共交通機関を使って通学してくる学校

 

①は、一定の条件を満たせば再開が可能かもしれません。

②は、地域の中で、ウイルスがシェアされることになります。

③の場合、たとえば京都から兵庫県の西宮の学校に通っている生徒がいるとします。この週末、京都市からは大阪と阪神間への往来を自粛するように呼びかけがありました。でも、平日に、京都から西宮に移動するのです。テレワーク等である程度電車の中の人は減ったかもしれませんが、生徒が電車に乗るのです。彼女たちが2メートルずつ離れて電車に乗るのもおかしな話です。通勤時間帯を避けて電車に乗るとしても、学校で定められた時間に間に合う適切な電車に密集して乗ってくるでしょう。そして、他校の生徒と混ざり合うでしょう。そして、各地域に、各家庭に帰っていくでしょう。

久しぶりに会って無言というわけにはいきません。それは拷問。ひさしぶりー!きゃー!となるはずです。

みんなでごはんを無言で前を向いて食べるわけにはいきません。昼休みは40分や50分あります。何をしろと?いや、勉強していたらいいんですけどね。全員が無言で勉強?できます?

授業。音楽の歌のお稽古できます?体育できます?調理実習できます?国語の音読できます?プリント配布できます?移動教室できます?

授業にこんなに制限がつくのにクラブ活動やってる場合ですか?

というか、教員は、各地から来た子と接さなければならないのですか?

 

地域の話をしていますが、ご家庭にもいろいろあります。医療従事者の家族がいるおうち、お年寄りや小さい子がいるおうち、基礎疾患や障害を持つ人がいるおうち、コロナで経済的にきつくなっているおうち、体調不良の人がいるおうち。

感染してもまだ発症していなかったり、無症状の人もいるでしょう。花粉症かなぁで済ませている人もいるでしょう。

それぞれのおうちからウイルスを持ち寄って、シェアして、それぞれのおうちに帰って行く。子どもを介すと、各ご家庭の事情は見えにくくなるし、全員の家の状況を把握するのは無理です。

日本はトイレやお風呂などの水回りを家族で共用するため、家族間の感染リスクが高いそうです。

 

コロナは平日はお休みなのか?

 

そんなわけは絶対にない。

 

明らかに感染拡大を倍速化させるしか見えない。

 

今すぐ、再開措置をやめてください。

 

休校延長して、長期延長して、自宅学習をさせてください。

 

「不要不急」とは、「遊びに行くのをやめる」レベルではなく、もう、医療や生産業、生きるために必要な職業を除いてすべての人が家にいなければいけないということです。

教員も、出勤しないべきです。

どうしても出勤の必要があれば、学校に泊まりこんでください。

わかっています。新年度で非常に大切な時期であること。新任の先生もたくさんいること。物理的な仕事や個人情報が多すぎて自宅に持ち帰らないこと。

 

でも、でも、でも。

 

学校再開させてる場合じゃない。

 

止めて。

絶対に止めて。

 

止めてほしい理由は山ほどあります。別記します。

 

夏休みがなくなっていい。

1ヶ月休校して、夏休みなしにしましょうよ。

ねぇ。

 

ねぇ、学校再開させてはいけないです!させないでください!!!