コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

伝わらない言葉

テレビでは、今の状況に対して色々な言葉が告げられている。

 

ただ、日頃、言葉を扱っている者として、

 

「控えてほしい」「困難だ」「災害級に近い」

 

などの、柔らかな(?)言葉は、伝わらないと思うんです。

 

「やめてください」「できない」「災害だ」

 

と言わなくちゃ。

 

自分たちの普段使っている語彙でしか、人は、きちんと理解ができない。

私は、国語教員だから、普通の人よりずっとずっと語彙や言語経験がある。ただ、それは、職業だから、という、それだけだ。

 

言葉を発する人は、「控えてほしい」=「やめろ」だと思っているけれど、実際には、想定よりずっとずっとやわらかくしか伝わらない。

 

これ以上、もう施策がないことはわかっている。

だから、せめて、わかりやすいメッセージを発してほしい。

 

京都は、よそから遊びに来た人がたくさん歩いています。何かを食べながら歩いている人も多いです。マスクを外している人も多いです。商品を触って、棚に戻す人も多いです。

今一度、個人のレベルの感染対策をきちんとしなくちゃいけない。

強く、わかりやすい、メッセージを。

 

学校で、プレゼンを教えなければならないとか、スピーチを教えなければならないとか、そういう必要性がものすごくわかる今日この頃。

外国では、大人相手のスピーチのコーチやトレーナーがいるらしいけれども、日本にはそういうの、いないの?