コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

「軽症だから大丈夫」

あなたの年齢だったら「軽症」だから大丈夫でしょう?

と、言われた。
一昨日。

 

たぶん何を言っても通じないので、「いやー、それでも不安ですよー」と返したけれど。

軽症、というか、風邪気味、くらいで済んだとしても。

 

数週間は強制的に隔離。自由が奪われる。
仕事もできない。何もできない。隔離先にたくさん持ち込んで、という余裕はないだろう。スーツケースにものを詰め込む余裕があるのか。
友達とネットを通じても「普通」に話すことはためらわれる。家族や友達にものすごく心配と迷惑をかける。
自分がどうなるんだという不安。重症化するかもしれない、死ぬかもしれないという恐怖と戦わなければならない。
治療を受けられたとしても、まだよくわかっていないお薬や治療法でほんとうに大丈夫なのかどうかわからない。

そして何よりも、私が感染してから接触した人すべてに「ごめんなさい」と思わなければならない。
できるだけ教室で一人で仕事してるけれど、学校には行っているし。
お店には行くし。
マンションでエレベーターのボタンとか触ってるし。
人には会わずに、ものを渡すときも自転車のカゴに入れたり玄関先に置いたりしている。でも、その渡したものにウイルスがついている。
私が原因で感染させてしまう人がいるということ。

 

だから、2月からずっと手を洗って、できるだけ余計な行動を控えて、友達とも会わなくて、
これだけ頑張ってきているのに、それが無駄になってしまう。

感染したら、これだけ自分が後悔して困って、そして周囲に迷惑をかけるということが、容易に想像できる。

 

それなのに、「軽症だから大丈夫」って言える?

 

体調だけの問題ではないのよ???

 

まだまだこういう考え方の人がいる。

 

解釈の違い、意識の違いはある。私は考えすぎかもしれない、恐れすぎかもしれない。

でも、自分の基準を人にあてはめて、「大丈夫」って言ってはいけないと思うんだ。