コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

緊急事態宣言に麻痺している

街に人がたくさんいる。

みんな楽しそう。

いま、修学旅行生もいない、外国人もとても少ない、そんな京都の街に人がたくさんいる。

一人の人も多いけど、友達や恋人と約束しあって来た人も多いんだろう。

駅の「不要不急の外出は控えましょう」というアナウンスが虚しく響く。

 

まだ、私は守っている。

実家と職場以外は、公共交通機関を使って行かない。

用事がある時しか町に行かず、用事を済ませたら帰る。

わざわざ約束して誰かとごはんを食べたり会ったりしない。

 

教育実習のとき、私はとても苦しかった。

なぜなら、それまで赤信号をちゃっと渡ってしまうような学生だった私が、教員として振る舞わなければならなくなったから。

てきとーな服装もできないし、暑い時にはちゃんと日傘をさすし、食べながらやスマホ見ながら歩いたりもしない。

どこでも見られている、後ろ指をさされないようにしていなくちゃ、という意識がしんどかった。

今はそれに慣れてきただけで、生徒や保護者さんにいつ見られてもいいようにとは常に思っている。

それで自分を保っているところがある。

休日はわざとスポーティーなおしゃれやだらだら系のおしゃれをして町に出て、生徒とすれ違って「休みの日の先生、ふだんと服装違ってかわいい」と言われるのが楽しかった。そして、撮られた写真が出回ることも想定していた。

だから、私は、生徒に、不要不急の外出はしないでね、感染リスクがあると思うことはできる限りしないでね、と言っている以上、私もそうしなきゃいけないのだ。そうしなきゃ、私が私でなくなる。

そして、あと1週間、我慢しなきゃ、これまでの我慢は何だったの、となってしまう。

私は、不要不急の外出と約束はしない、というのを守り続けなきゃいけないのだ。

 

ていうか、それが普通だと思うんだけど。

緊急事態宣言ってそういうものではないのかしら。

 

でも、ずっと緊急事態宣言が出ているので、もう何が何だかわからなくなっているのも確か。

麻痺している。

どうしたらいいんだろう。

 

飲み会したいよ。