コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

帰省はしてよかったのか?

結論、どうだったんだろう?

帰省はしてよかったんだろうか?

とにかく、京都でステイホームしてた夏休みでした。よく寝た。よく本を読んだ。よく勉強した。よくスマホをさわった。よくテレビを見た。

実家に帰ってよかったなら、実家でだらだらしていたかった。実家でステイホームしてればいいじゃないか。食費や光熱費も節約できるし。

帰省するな、とは、誰も強く言わなかった。

自分の行動に責任を持ってくださいね、もし感染したらその前の2週間に自分がどうしてたかきちんと言えるようにしておいてくださいね、とは職場で言われた。それを、下手に遊びに行くな、実家も帰るな、ということだと解釈した。

別に、帰省してもよかったと思う。

ただ、帰省して、その後体調を悪くしたら、帰省のせいだろう、なんで別に用事もないのに神戸に帰ったの、って言われるのが嫌だったから、やめた。

なんか、そういう、無言の圧力を勝手に予想して、それで辞めるというのは苦しい。

つまり、空気を読むってしんどい。

國分功一郎が、コロナ禍での「自粛」要求下では、「移動の制限」という問題があったと言っていた。死刑と罰金以外の刑罰はすべて、刑務所にその人を閉じ込める、つまり「移動の制限」ことだと。「移動の制限」は罰であり、ドイツのメルケル首相の言葉を借りると、移動は権利だから、よほどのことがないと制限してはいけないのだと。

ゴールデンウィークは、結構はっきりと安倍さんや菅さんから「オンライン帰省で」と言われていた。でも、今回は、各自治体の長なんかが「できたら控えて」というくらい。わかってる。GOTOキャンペーンを進めたいなら、帰省も進めなければ矛盾するのだ。どこかよそに旅行するよりは帰省の方が優先されるべきでしょう。

別に、感染のリスクが低ければ、移動していいと私は思う。ただ、感染状況の指標をちゃんと客観的に示してくれて、直前のキャンセル等が認められるのであれば。だって、感染のリスクがほぼゼロのところで我慢してもしかたないし、そうしないと経済的な問題もあるでしょう。

問題なのは、GOTOとの矛盾をわかっている政府が、完全に雲隠れしてしまって、何も言わないこと。ごまかしている気しかしない。

吉村さんのイソジン発言、小池さんの東京アラートはなんだったんだ?選挙が終わったらあとはもう適当なのかと思ってしまう控えめさ。そういうところにも綻びが出てき始めている。

ニュージーランドの政策は、言葉は素晴らしかったし感染拡大を防いだのも素晴らしかったけれど、経済的打撃もすさまじかったらしい。ただ、生きててなんぼなので、経済的回復をがんばってほしい。どちらかを優先して、どちらか成功したならばそれでいいではないか。どちらも中途半端で、結局何にもならないより。

帰省、どうしたらよかったんだろう。神戸での用事をため込んだまま、どんどん膨らんでいっていて、すべて自己責任と言われると、もうどうしたらいいかわからない。