コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

「オンライン」帰省はできない

オンライン帰省を、と言われるたびに、首をかしげてしまう。

 

うちの祖母は90歳を超えている。

耳が遠い。

スマホも持っていない。

もちろんPCも持っていない。

インターネットなんかない。

 

祖母の家に集って、応接間のソファや畳でゴロゴロして、祖母の作ったごはんを食べて、祖母の買い溜めたお菓子を分けて、ぐだぐだする、っていう、

それが、「オンライン」でできるものか。

 

祖母に宅配便を送った。

そして電話をした。

 

おばあちゃんの家に行きたい。

おばあちゃんの顔を見てしゃべりたい。

お互いにまったく相手の話を聞いていない会話をしたい。

おばあちゃんの炊き込みご飯を食べたい。

 

電話を切ったら余計にそう思った。

おばあちゃんに会いたい。

 

オンラインで、って簡単に言うな。

 

オンライン、って言われれば言われるほど、それではできないことばかり思うんだよ。

オンラインって言えば済むと思ってません?

学校も仕事も。「申し訳ないけどほかの手段で」くらいで言えないの?