コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

オンラインも楽しい

今日、やっと授業をできて、オフラインやっぱりいいよね!と思ったんだけど。

でも、オンラインに向いている教材もあったんだな。

古典は、NHKの番組の力を結構借りた。景色とか、お寺の写真とか、よい感じで見せてくれる。きゅっとまとまってる。

現代文は、音読をしたくない、温度を与えたくない、という教材があって、それをオンラインでやった。ただひたすら質問して、比較したり、調べたり、自分と対話させたりする。オフラインでやると、それぞれが心の中で思って終わってしまったり、こちらが全員分聞けなかったりするのだけれど、全員と一対一で向き合えて、書いて提出されたものをじっくり読んでコメントすることができた。苦し紛れで書いたような文章からのほうが、私が教えられたり気づかされたりもした。

オンラインのデメリットは、お互いに「てきとう」な空白が許されないこと、「間」が許されないこと。そして、やっぱり、温度がないこと。

 

第二波、第三波がくると言われて、いつ対面授業ができなくなるかわからない。

またオンライン授業に戻るだろう。

今のうちに、対面でしかできないこと、オンラインでもできること、を分けて、オンラインのほうがメリットあったり面白かったりすることはオンラインにすればいいのに。

週の半分くらい休みにして、通学したらオフラインでしかできない授業を集中して受けて、オンラインでもできることはオンラインでやれば?と思う。

学校というものがオンラインを前提としていないので、全部は無理。

それは仕事も然り。ハンコどーちゃらこーちゃらの話もあるけど、オンラインでできることとできないことを分けて、できるだけオンラインでやればいいと思う。