コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

必要な医療が受けられない事態になる

そういえば、毎年3月末には調子を崩して病院に行くのに、今年は行かなかった。花粉症と黄砂とPM2.5と寒暖差アレルギー。季節の変わり目に体調を崩す、の典型。いつになく、マスクやスプレーや帽子で予防をし、コートは居室に持ち込まない、手洗いうがいをする、というのが功を奏したこともある。窓を開け放して寒風吹き荒ぶ職場で、風邪を引かないように逆に予防していたからということもある。でも、一番の理由は、病院に行けない、と思ったからだ。

 

私は消化器が弱くて、定期的に総合病院を受診している(神経性なので、重病ではないです)。

毎年、春から夏頃に、検査を受けている。

この冬に、検査項目追加しましょうか?という提案を受けて、ああまあ調子悪かったらしょうがないんで検査増やしてくださいー、と答えた。

先日の診察は、その検査をどうするかという相談が主な内容のはずだった。

でも、話されたのは、今後外来を縮小する可能性が高い、お断りするかもしれない、ということだった。

あの、検査…。検査項目増やすの、どきどきしてたんですけど、いいんですかねぇ…?毎回毎回、異常がないとは言われますけど、それでも毎年検査してるのからしたいんです…とは言いづらかった。結構話しやすいお医者さんなのに。

一応予約だけさせてもらって、頓服のお薬を念のため多めにもらっていいですか?としか言えなかった。

何かあったら来てくださいね、とは言ってくれたけど。

いや、いいんですよ、いいんですけど、いいんですけど、検査痛いし緊張するし苦しいし嫌だからいいんですけど、どうしてくれるの私の健康!!

 

甘いパンしか食べられなくて、食欲ないんです。

と言ったら、パンしか食べなくても生きていけますから大丈夫ですと言い切った病院。

すさまじい荒野が広がってますけど、大変なことになっている画像ですけど?

と検査画像見ながら言ったら、ああこれだけこういう病変があるなら癌じゃないから大丈夫ですと言い切った病院。

「何かあったら来てください」は、大量吐血したら、レベルの話なんだと思う。

 

ちゃんと治療をしたいけど、難しい病気でなかなか診てくれなくて病院をあちこち回っている友人がいる。その友人は、上記の私の行っている病院にアプローチしてみる、と言っていた。

新規の人を受け付けられるんだろうか。

そんな余裕はないと思う。

というか、私が、検査してください!と言い切れなかったように、強く頼める雰囲気じゃないと思う。

 

もともと、病院は、入院とか手術とか、順番待ちしている人が多い。すかすかの病院なんてないんじゃないか。私の病院はちょっとした外来ですら数ヶ月前から予約する。

それなのに、コロナで入院する人がいたら、後回しになる人が多数いるわけで。

私はいいけど、1週間2週間治療が遅れるだけで亡くなる命があるわけで。

だから、コロナで入院するということを簡単に考えてはいけない。

それを受け入れる余裕はない。

 

花粉症のお薬が欲しい。消化器の検査をしてほしい。不要不急のことかもしれないけど、私にとっては切実。

そして、私なんかより、もっともっと切実な人がいる。たくさんいる。

だから、コロナ感染者を一人でも増やしてはいけないのです。