コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

ワクチン予約できない

6月中旬に、勤め先と、所属大学と、2箇所で職域接種をうけられることがわかった。

自治体で受けるより、早く受けられると思って、喜んだ。

7月上旬、と、勤め先からも大学からもメールも来たし、報道でも言われていた。

友達と一緒に受けるという心強さもある。

 

でも、勤め先からは、「ワクチンの供給の目処がたたず、いつ接種できるかわかりません」という案内しか来なかった。

所属大学は、SNSで教職員からの接種報告が上がっている上に、他大学の人にまで接種するとニュースで言っていたので、焦って聞いてみたけれど、「24日以降に教務システムで知らせる」との返事。

なんで、職域接種決定のときはメールでお知らせがきたのに、詳細は教務システムなのさ。

 

そして、結局、職域接種の詳細は一向にわからないまま、

自治体の予約が一番早くなる、ということになった、

 

早く接種できる!ラッキー!職域接種を申し込んでくれてありがとう!と、喜んだのは何だったんだろう。

 

私は、お医者さんに行くのが嫌いだ。

注射なんて大嫌いだ。

だから、ワクチンを打ってもらう、ということは、かなり覚悟がいることだ。

 

自治体のワクチン接種予約をLINEでできるという案内だったので、まずはLINEで自治体とお友達になった。

そして、ものすごくドキドキしながら、ワクチン接種のところをクリックした。

会場がどこなのかとか、日程がどう選べるのかとか、何にもわからない状態で。カレンダーを横に置いて、正座して、クリックした。

 

「受付停止」。

 

ワクチンの供給が間に合っていないため、受付を停止しています、と。

 

ドキドキを返せ。

覚悟を返せ。

落ち着くために使った時間を返せ。

 

ていうか、いつになったら、ワクチン打てるの?

予定がまったく立てられないんだけど!!!

 

私は、職域接種2回分と、勤め先の自治体の分と、住民票がある自治体の分と、4つ、ワクチン接種の権利を持っている。

ほかの人に聞いても、何重にもワクチン接種の権利を持っている人が多い。

この、何重にもなっている分が、ワクチンの供給を妨げたり、ミスマッチを産んだりしているんじゃないだろうか。

 

なんで、職域接種を募集しておきながら、供給ができないなんていうことになるの?

ワクチンができたら、速攻みんなに打つ、という政策は立っていたはずだ。

オリンピックしたいんだから。

それなのに、この一年半ほど、速やかにワクチンを打つシステム作りもできないで、偉い人たちはいったい何をしていたの?

ワクチンを打っていたら、これからコロナ感染どうなっていくんだろう?感染したくないな、という不安も少しは減るのに。

 

ワクチン接種予約に無駄にドキドキするのをやめたい。

早く打つ予定を立てたい。

 

 

兵庫県知事選挙

兵庫県の知事選挙の期日前投票に行ってきた。

 

これまでに、これほど熱心に各候補者のホームページやSNSを見たことがあっただろうか?

 

迷っていたのだけれど、街で選挙カーが走っているのを見て、ご本人が演説されているのを見て、よし決めた、と思ってその気持ちのまま会場に行った。

 

期日前投票に行った理由は、一応仕事にしたけれど、

だって今日、よし決めたと思えて、この勢いで行っちゃえばいいじゃんと思えたから、というのが本音の理由。

あれ、理由欄、必要かなぁ。

まあ、これまで選挙は皆勤なので、皆勤を守り通そうと思っているのです。

ましてや、このチャンス。

コロナをどうするの?アフターコロナをどうするの?経済どうするの?観光どうするの?科学面どうするの?医療面どうするの?と、次の知事さんには期待したいことがいっぱいありすぎる。スマホを熱心に眺めて、ああこの人のこの公約とこの人のこの公約がいいんだな、この人の公約ここを直せば素直にうなずけるのになぁ、と四苦八苦。

今回みたいに、ほぼきれいにリセットされた状態で一人が選ばれるなんて機会はめったにない。

井戸さんの治世が20年近く続いたので、次も20年近く続くとすれば、今回の決断が大きなものとなる。

 

私が選んだ人がどうなるのかは、来週の夜にならないと分からないけれど。

 

兵庫県民のみんなが、熱心に見比べて、考えて、投票に行ってくれますように。

そして、選ばれた首長が、期待を受けて頑張ってくれますように。

 

出口調査で、井戸さんの方針を受け継いで欲しいですか?と聞かれたけれど、

はばタンマスクは継承してほしいなぁ。なんとなく。

 

 

 

大曲貴夫先生

https://twitter.com/lukenorioom/status/1413856281819967491?s=21

 

国立国際医療研究センター国際感染症センターの大曲貴夫先生。

コロナにおいて、東京都に助言をされていて、よくテレビにも出演されている。

やわらかな分かりやすいしゃべり方で、かわいらしい寝癖頭で画面の中にいらっしゃるので、ファンである。

その先生が、

「言葉について、事実を十分確認しないまま、聞きかじりのまま使うことはできない。ましてや意思決定に使うなど」

とツイートしておられて、「先生、何があった?」と思うと同時に、

そんなにツイートをされない方なので、

たぶんあのことについて言いたいんじゃないかなぁそうだよねぇ相当言いたいんだろうねぇと思ってしまった。

 

科学者が政治をするわけではない。

科学者は科学者。

でも、こういった事態のために科学者はいるんだし、国立公立の施設で科学者を育てているんだ。

だから、科学者に助言をこう状況になったのであれば、科学者の言うことをいかに現実的に実行に移そうとするかが政治のすることであって、

科学者に自分たちの都合のいいようなデータを出してもらったり、科学者の言葉を都合いいように自己解釈して使ったり、

ましてや「一次的免疫」みたいに科学者が言ったっぽいさもありなんな言葉を責任ある人が軽々しく使ってはいけないんだよ。

 

生理の貧困

生理の貧困、が、話題になっている。

 

女性の生理に関する費用の高さが、明るみに出された。

ナプキンや下着、薬など。

 

それは、コロナ禍で、生活のお金に困っている人たちが、整理の費用に困っているという話からのものだ。

だから、困っている人に配るものの中に、生理用品が入れられたりした。

 

その次に出てきたのが、

①生理用品に軽減税率を適用してほしい。

②学校のトイレに誰もが無料で使える生理用品を設置してほしい。

③商業施設等のトイレに誰もが無料で使える生理用品を設置する、その生理用品の広告をトイレ個室内で流す。

というものだ。

 

①は、生理用品のうち、ナプキンやタンポンなど、誰もがすぐに思いつくような経血対応グッズが「生活必需品」と見なされないことが謎なので、

迷うことなくすぐに実行してほしい。

金額は小さいけれど、「生活必需品」だと分類してほしい。

 

②は、トイレットペーパーを設置する感覚で、設置していいと思う。

学校のトイレの取りやすい位置に置いておく。

これにすぐ賛成するのは、貧困が理由ではなく、生理用品を持ってトイレに行くのが恥ずかしいケースが多いからだ。

そして、10分しかない休み時間に手ぶらでトイレに行ったら、生理が始まっていることに気づいて、やばい!となるけれど、授業に行かなきゃいけなくて、トイレットペーパーで対応した状態でドキドキしながら1時間過ごさなければならないことがあるからだ。そのみじめさったら。

今日生理が始まるなんて思っていなかったから、生理用品を持ってきていなくて、ロッカーの中のものも切れていて、購買に買いに行かなきゃと思っても財布の中には数十円しかない場合もある。それで友達にも頼みにくい状態がある。

今日は4つ持っていけばいいかな、と思っていたら、それじゃとても足りなかった場合もある。

親との葛藤の中で、生理用品を買ってと言いにくいときもある。私は、ものすごく嫌だった。

だから、貧困が第一の理由ではなく、心理的な理由と女子だからこその「やば!」となった経験から、学校のトイレには生理用品があったらいいなと思う。

小学校高学年から性教育をするなら、性教育の一環として置いておいてもいいではないか。

トイレットペーパーを設置する延長で考えたら、費用は何とでもなると思うけど。

男子トイレとのコストの差が、なんてケチくさいことは言わないでほしい。

自宅で使う用に持ち帰る子がいるかもしれないけれど、学校に生理用品があるのが当たり前の毎日になれば減るだろうし、むしろそういう持ち帰らなければならない子のために設置するのが生理の貧困の解決だから、いいんじゃないだろうか。

 

③の商業施設は、ちょっと首をかしげる

個室内に動画が流れて、その広告を見た報酬として生理用品をもらえる、という仕組みに。

なんでもかんでも広告収入?

トイレって、広告を見るための場所なのか?そしたら、生理用品以外のメーカーも、トイレの中に入ってくるのではないか?

街で配られているティッシュみたいに、広告が印刷された生理用品ではだめなのか?

まあ、広告を流す、ということに抵抗を感じるのであって、生理用品が各個室内に置かれていたら便利だと思う。

 

生理用品に軽減税率を適用して「生活必需品」と認めること、ちょっとでも公の力で安くしてもらうこと、それが第一。

トイレットペーパーの延長でトイレに生理用品を置けるように、各メーカーに業務用生理用品のパッケージを作ってもらうことが第二。それを、学校に置けばいい。

メーカーは、業務用を安く作って出荷するか、業務用は試供品と割り切るか、をしてほしい。

 

一昔前まで、駅のトイレにはトイレットペーパーがなかった。

それが、いつのまにか、駅にトイレットペーパーがあることが普通になった。まさか、もう有料でしかトイレットペーパーがないところはないと思う。

だから、いつか、トイレの個室内に、生理用品があたりまえに置かれているようになればいいと思う。

 

生理にかかる費用は個人差が大きいから、生理の貧困をすべて解決することは不可能だ。

外のトイレに生理用品が置かれて、それですべて解決するわけじゃない。

でも、貧困解決とは違う意味で、生理用品の扱いを考えることはすぐにできるんじゃないかと思う。

 

私もあまり人に聞けないので、昨今の、生理のことがオープンになっている風潮はありがたい。

 

 

 

 

北京オリンピックは?

目先の東京オリンピックのことが優先順位は高いのだけれど、

2022年の北京オリンピックはどうなるんだろう。

もう1年もない。

私は冬スポーツの方が好きな種目が多くて、楽しみにしていた。

とくにフィギュアスケート

羽生結弦とネイサン・チェンとの頂上対決はどうなるのか。宇野昌磨はまた善戦してくれるのだろうか。高橋大輔アイスダンスで出場するんだろうか。新しい若い選手もたくさんいるし。

女子も、新たなヒロインが誕生するんだろう。これまで順調に成長してきた坂本花織や、前回のオリンピックでがんばった宮原知子、ジャンプに強い木原梨花、ほかにもたくさん選手がいるだろう。

国際大会もあまり行われなくて、ショーもあまり行われなくて、彼らがどうしているのだろうと思う。

スキーやスノボも楽しみ。冬はパフォーマンス性が高い。

そろそろ、冬のことも考えなければならない。

どうするつもりなのか教えてほしい。

報道されないけれど。

 

そして、冬のオリンピックを楽しみにしている身としては、夏のオリンピックも同じように楽しみにしている人がたくさんいるはずで、

だから、何にせよ早くちゃんと決めてアナウンスをしてほしいと思う。

ワクチン詐欺

勤め先と、所属先から、6月中旬に、ワクチンの職域接種をしますという案内があって、小躍りした。

早くワクチンを打ちたい。できたら勤め先で打ちたい。みんなと同じタイミングで接種したら、副反応の不安を分けあえるし、その後の体調管理とかも相談しやすい。

ワクチン打てたら、気兼ねなくおばあちゃん家に行ける。

 

しかし、いつまで経っても、接種を実施しますというアナウンス以上の詳細がわからない。

スケジュールとかもあるし、いつ打てるのか知りたいなぁと待つこと2週間ほど。

「報道でご存知のように、ワクチン入手の目処がたたず、詳細はわかりません。自治体接種の方が早ければそちらに行ってください」というお知らせが、職場の方から来た。

え?

ワクチンを供給できるという見込みがあって、職域接種や大学接種の申し込みを受け付けていたのではないの?

供給できるものがないのに、職域接種の申請をさせたの?

自分のところで接種をするというのは、その手間や人員確保など、相当の準備が必要なことで、その準備をして申し込んでいるのよ?

それなのに、ワクチンがないので接種できません、というのは、

詐欺にあったとしか思えない。

 

マスクを外したくない

ワクチン接種が進めば、マスクを外す生活が、と言われる。

 

嫌だ。マスクを外してほしくない。

 

だって、マスクをしていないと、人間の鼻や口からたくさん飛沫が飛ぶんだというビジュアルを何度も何度も見せられた。

ほかの人が触る共有のものは不潔なんだと思わされた。

 

感染の不安が少なくなっても、マスク生活は続いてほしい。消毒の習慣も続けてほしい。

みんながマスクを外したら、何もかもが、人の鼻水と唾に汚れたものに見えてしまうと思う。すべてが不潔に思えて、何も触らなくなってしまうし、買えなくなってしまうと思う。

 

マスクをしていないとどれだけ飛沫が飛ぶか、そのビジュアルを報道で流すのはインパクトがあっただろうけど、それを知りたくなかったというのが、本音。