共通テスト受けられなかった人への対応
共通テストを受けられなかった人には、各大学が個別試験で対応してほしい、と文部科学省が言った。
どうやって?
私は、センター試験で、国語、数学、英語、生物、地理、現代社会を受けた。
そして、大学の個別試験で、国語、数学、英語、日本史を受けた。
実際は別として、模試の段階では、センター国語7割、数学ほぼ満点、英語ほぼ満点、生物6割、地理ほぼ満点、現代社会8割、という感じ。
個別試験は、国語超得意(ランクに載るくらい)、数学一桁の点数(何もわからない)、英語そこそこ得意、日本史平均点くらい、だった。
もし、私がセンターを受けられなくて、個別試験だけで判定されるなら、生物と地理も受けなきゃいけないの?センターの生物地理と、個別試験の生物地理は全く違う。そもそも、生物は、センターはⅠだけでよかったけど、理系の人たちが受ける生物はIと IIでは。範囲から違う。
じゃあ、二次試験だけでいいよ、生物も地理もいらないよ、と言われたら、むしろセンターを受けない。生物が明らかに足を引っ張っているもの。
どうして私が京都大学を受けたかって、センターがあまり反映されず、主に個別試験で判定されるからだ。
センターが苦手で、個別試験が得意だったからだ。
特色入試というものがある。
秋に、提出書類やプレゼンで一次合格が出されて、共通テストが二次試験となるもの。
これで、共通テストを受けなかったらどうなるのか。全員合格させるのか。それとも、対策もしていない個別試験を受けさせるのか。
京大の個別試験は独特。問題形式はともかく、マラソンのように、ずっと書き続けなければならない。
アスリートのような受験勉強が必要。
まじで、筋肉と皮膚を鍛えました。
私大の共通テスト利用。
今時、あれを使えないのはものすごく不利。
どうなるの?
学力は共通テストで見て、個別試験は小論文と面接のみの大学。
どうなるの?
共通テストの成績が7割くらいで、個別試験は3割くらいの大学。
どうなるの?
大学進学率は5割強くらい。そのうちの7割くらいは私立に行くだろう。そして、もう推薦等で合格が決まっている人も大勢いるだろう。
そうすると、1割や2割の人だけが、共通テストを受けることになる。
それだけのために、なぜ大騒ぎする?
なぜ中途半端なことだけ言って、混乱させる?
大学側や受験生は、一体どうしたらいいの?
共通テストの追試第二弾第三弾を用意して、どうしようもない場合それを受けてください、各大学大変だろうけど対応お願いします、くらい言ったら、具体的だろう。
そもそも、毎年、インフルエンザやノロウィルスや、その他体調不良や事情で共通テストを受けられない人はいるんだから、今後もそういうのに対応していかなければならない。
今回の丸投げは、一体何なんだろう。
そして、大学は浪人できるけど、中学受験は浪人できない。
明日から、近畿圏は中学受験。
何も文部科学省は中学受験については言及していないのでは。
中学受験をする子の割合と、共通テストを受ける人の割合は、そんなに変わらないと思う。
何か言うなら、具体的な方法を提案して実行してほしい。
それができないなら、中途半端なことは言わないでほしい。
観光客が多すぎる
京都にいると、「観光客が多い」というのがわかる。
お店の行列。たとえば、「映える」喫茶店。日常づかいではないお菓子屋さん。メディアで報道されたお店。
人の歩き方。ビデオを撮りながらだったり、急に立ち止まって写真を撮ったり、ゆっくりゆっくりしていたり。
この三連休に京都に観光に来るのを予定していたのだろう。キャンセルできなかったのだろう。
でも。
マスクしてほしい。
ちゃんと検温や消毒という手続きをしてほしい。
食べ歩きをしないでほしい。
来るなら来るで、ちゃんと感染させない・しないように徹底してほしい。
それを「上の人」も呼びかけてほしい。
オミクロン株は「重症」にならないのかもしれない。でもそれって、ただ「死にはしない」というだけだ。感染したら仕事に行けないし、周りに迷惑がかかることは変わらない。未知の病気にかかるってことも変わらない。後遺症のケアまではまだ研究が進んでいない。病院がいっぱいになって、感染しても十分に安心できるほど見てもらえない。というか、また必要な医療が十分に行き渡らなくなる。
私は、絶対に感染したくないし、私を通して周りに感染させたくもない。
この数字の上がり具合に私はおびえているのに、京都は「平和」。
私の世界だけが、感染者が多いのですか?
マスクするって、マナーじゃないの?もちろん、可能な人は、っていう意味。
マスクなしでしゃべりちらかして、もの食べながらふらふら歩くって、コロナがなくても普通に迷惑。
成人式の人たちと相まって、三条四条は歩けないほど。
こわい。
電車の中
昔、神戸から京都の大学まで通っていた頃、電車がストレスだった。
家族が通学の大変さをなかなか理解してくれなかったし、家族の期待を大いに裏切った進学だったので、ほぼ通い通した。
何がしんどいって、乗客のテンションが高いのだ。
旅行気分の人が多い。
お弁当を食べ出したり、酒盛りを開いたり。
ひどいときには、リンゴを切るための果物ナイフを抜き身のまま持って座席移動をする人がいた。
おしゃべりがうるさい。
そのおかげで、私は、長時間電車に乗る時は、音楽をかけて、ただ眠る努力をしながら時間を過ごすようになった。音楽に楽しさは求めない。聴きなれた、中高生のころのものをひたすら聴く。ただ、早く着いてくれと祈るばかり。
コロナで助かったのは、電車の中が静かになったこと。
今年から、私の仕事のスタイルは変わって、また週に何回か、片道2時間超になった。
座れるし、静かだし、飲食はないし、テンションが高い人がいないし、車内は快適だった。
コロナが落ち着いている。
京都は人であふれている。
電車の中も、テンションの高い人がいる。
また私はひたすら音楽を聴いて、身を縮めている。
選挙
選挙に行こう、という呼びかけがやたらと多い。
なんか、最近、やたらと選挙が多い気がするのだけれど。
今日の用事の帰り際に投票所に寄ってから帰宅するつもりだ。
私は、投票をする、ということを、ごく自然なことと思っていて、何も疑ったことがない。
ああ選挙があるのか、くらい。
一回一回の選挙に思い入れがあったりなかったりするけれど、
新聞見たりホームページを見たりして調べて、ポスターや街頭演説を見たりして、
誰かしら、どこかしら選んで、投票する。
私にとっては、ごく普通のこと。
だから、なんで、こんなに投票の呼びかけがあるのかがわからない。
なんで、こんなに投票率が低いのかが、わからない。
逆に、「なんで投票に行くの?一度も欠かさずに行くのはなんで?」と聞かれたことがある。非常に困る。
「ほら、教員だからさ、やっぱり行っといたほうがいいかなぁと思って」「うちの両親が欠かさず投票に行く人だったから」とか、とってつけたように言う。
「まじめだねぇ」とか言われる。
コロナのワクチンも、インフルエンザのワクチンも、子宮頸がんのワクチンも、私は何も疑わずに受けてきた。
インフルエンザは、小学生の頃から、毎年、欠かさずに受けている。両親がどちらも医療系に勤めているので、家族の誰かが感染すると出勤停止になるのだ。だから、両親はインフルエンザを非常に恐れていた。そして父は公衆衛生の、予防系の医学研究者だったので、分野は違えど、病気を予防するということを積極的に発信していく立場だった。
私の周りにも、コロナのワクチンを接種していない人が、ちらほらいる。
「受けるべきだよ!」と強く言えない。
職場とかなら、職種的にも、職場の場所的にも、リスクが非常に高いし、誰かが感染した時のリスクは私にも降りかかってくるので、言えるけど。
主婦やフリーで働いている人、異業種の人には言えない。
「あー、そうなんだ。私は、仕事的に、受けたけどなぁ。まあ、受けなくてもいいんじゃない?」とか、言ってしまう。
投票と一緒だなぁと思ってしまう。
私は、当たり前だと思っているけど、
当たり前だと思ってない人がたくさんいる。
なんでコロナやインフルエンザのワクチンを打つの?と聞かれても、私は、当たり前だと思って打っただけで、言葉にできる理由は苦し紛れのものしかない。
教員だから、うちの親の子どもだから、というアイデンティティから?そんなのは苦し紛れ。
何も疑わずに、受け入れてしまったんだからしかたない。
私の当たり前を人に押し付けてはいけない。
とくに、ワクチンは、一人一人の健康観に深く立ち入れない以上、強く言えない。
でも、逆に、どうして、投票に行くということが、当たり前ではないのだろう?
それを誰かに聞いてみたい。
入院中の人に
いま、病気で入院している友人がいて、
メールもままならない、電話もあまりできない、という状況で、
お見舞いにも行けないから、
そうだお手紙を書こうと思った。
入院先の病院に電話をかけてみたら、
不要不急の手紙も控えてください、緊急度は高くないんですね?と言われた。
このご時世、面会不可なのはよくわかる。
お手紙もキリがないのであろうことはわかる。
それでも。せめて。
政治と宗教と
コロナに対する考え方って、
人によってさまざますぎて、
あまり話さない方がいいなぁって思いました。
政治と宗教と同じ。
私は、まだまだ油断はできなくて、
できるだけ人と会わない方がいい、遠くへは行かない方がいい、
この緊急事態宣言の狭間は、緊急事態宣言中にどうしても必要があったのにできなかったことをすることをするときだと思っているので、
人と会うにしても二人で短時間ランチ、遊びに行くなら山登り、くだぐだ話したいならオンライン、を続けていく。
でも、これは、周りを医療者に囲まれ、医療関係のことを常に考えなければならない私が思っていることで、
生徒たちに言うことは教員もしなきゃいけないと考えている私が思っていることで、
他人に強制しようとは思わない。
だから、コロナ陰謀論とか、自粛不要論とか、アンチワクチン論とか、そういう、私と違う考え方の人も、同じように強制しないでほしい。
私は私で、コロナを恐れる。
「きっと第六波はこうなるから、こんな風に動きましょう」という、上からの指示に従って、仕事をする。
一人旅奨励
もうすぐ緊急事態宣言が明ける。
また、人流が復活して、第六波が来る。
ワクチンが行き渡っているので、ちょっと安心だけど。
でも、医療に余裕ができたら、コロナにかかったら原則入院か宿泊施設、を戻してほしいな。
ところで、やっと明けるので、近場でどこかに行こうとは思うのです。
ただ、人を誘うとか、たくさんの人がわいわいしてるところとかは、やめておこうと思うのです。
一人旅を、奨励してほしい。
お一人様大歓迎プランをたくさん作って欲しい。
温泉とか、ごはんを食べるところとか。
一人が楽しい!一人最高!ぜんぜん寂しくなんてない!という環境を積極的に作って欲しい。
ディズニーでも、一人で回りたい。
政治ができることというのは、もうし尽くされていると思うのですが、
ぜひ、楽しいことをどんどん企画して、楽しくコロナ対策しながら、みんなが自粛からの解放を味わえるようにしてほしいと願うのです。