コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

小中学生にマスク配布する意味は?

学校再開に向けて、小中学生に布マスクを配布するという。

幼稚園児は?高校生は?という疑問はさておき。

「児童生徒を守る」ということが言われています。勿論、児童生徒を感染から守ることは大事でしょう。

でも、学校休校の一番の意味は、「ウイルスを運ばない」ということではないのか?

ウイルスは手にも服にでも持ち物にもどこにでもつく。

限られた地域から生徒が徒歩のみで通ってくるような学校ならよいかもしれないけど、電車に乗ってあちこちから通ってくる私立は、みんなが各地域からウイルスを持ち寄って、電車や乗換駅でばらまいて、学校でウイルスを共有して、また帰っていくだけではないの?

だいたい、児童生徒が、一日中正しくマスクをつけるとは限らない。いや、絶対に外す。外してしゃべるし食べるし密着する。私だって、一日中マスクつけていたら頭痛くなるから嫌だし。

マスクを是としない教員もいる。新聞で、教室で卒業式をしました、歌っています、という記事があったけど、生徒はみんなマスクをしていなかった。

マスクが絶対じゃない。マスクしたからって感染が防げるわけではない。わかっているけど。

 

マスクを外しても可とすること、学校に来ても可とすることで、

子どもたちが、マスクは外していいんだ、学校に行っていいということは移動してもいいんだ、と受け取ることが怖い。

現に、クラブ活動が可とされてから、繁華街には制服姿がうろうろ。マクドナルドに入って、タピオカ飲んで。きっと、休校の意味をわかってない。それに、わからせるのは無理だと思う。だって、移動してもいい、厳戒態勢は終わりだよって、行政や学校が言ってしまってるんだから。

統一の教育になると批判を浴びるかもしれないけど、登校の前に、全国の児童生徒は必ずこの番組を見なさいと義務付けておいて、コロナウイルスとは何なのか、なぜ休校措置がとられたのか、恐れられることはなんなのか、自分の予防のためにはどうすればいいのか、クラスや学校の予防のためにはどうすればいいのか、世の中のためにはどうしたりいいのか、伝えてほしい。政府の責任で。

 

使い捨てマスクの生産は追いついていなくて流通していないけど(どうか、医療関係や製造関係、飲食関係、研究関係に先に回して!)、布マスクはあちこちで売られ始めている。私も、商店街の雑貨屋さんでかわいいのがあったので買えて、春服とのコーディネートを楽しもうと思っている。マスクは安心感のためというのが第一だと思うので、かわいい手作りマスクでも十分なのだけど、いざというときのために使い捨てマスクは置いておく。