コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

夏に授業をする無理

本来であれば、もう夏休み。

夏季講習をしたりもするけれど、基本的には授業がないはずの七月末。

ニュースでは、この暑い中授業をして大丈夫か、熱中症にならないのか、と言われてますが。

暑さは、最近マシな気がしてるので、私としては、よいのです。

困っているのは、セミ

私の教室は、横に木がたくさんある。そこの木で、おそらく数百匹のセミが、とにかくとにかくやかましくやかましく鳴きまくっているのだ。

換気!と言われるご時世なので、窓を開けざるを得ない。

セミセミセミ

クマゼミの、シャーシャーシャーシャーという音!

これが絶えず一定の調子で鳴いているなら、聞き流すこともできるかもしれないけど、雲の動きなんかで、ぴたっと止まったり、また一斉に鳴き出したりするのだ!

うるさーーーい!

職員室からも、セミの声はずっと聞こえる。でも、それにもかかわらず、窓は開けっぱなし。

春先に、花粉が飛び交う中窓を開けているのもものすごく嫌だったけど、セミはどうにかならないものなのか。

誰もセミ問題を取り上げないけど、全国の皆様お困りではないのか。

暑さがもちろん一番の「夏休み」の理由なんだけど、セミだって「夏休み」の理由だよねと思う。

 

学生の頃、留学生へのアンケートを手伝ったことがあった。

「日本に来て困ったことはありますか?」「留学前に事前に教えてほしかったことはありますか?」という質問に対して、上位三つが、虫だった。

ゴキブリ、セミ、蚊、かな。

大学が事前に何を情報として与えておけばよかったですか?という問いの意図なのに、「ゴキブリなんて気持ち悪いものがいると知っていたら日本に来なかったのに」「蚊がマラリアを運んでいる」「セミはノイズでしかない」などなど。大学はその情報を与えることを考えたかもしませんでしたごめんなさい、というお話なのだけど。

外国の方にとっては、日本のセミはうるさくてしかたないものらしいです。

へぇー、と思って、笑ってやり過ごしていたのに、まさか今年の夏、こんなに「セミのノイズ」に苦しめられるとは。

 

夏に授業して、セミが問題だとして話題にならない理由がわからない。