コロナについて教育の立場から思うこと。

このたび、COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けて、考えたことを発信します。

「翔んで兵庫」

私は、兵庫県民です。

いや、今は住んでないんだけど。兵庫県民としての自覚を十分に持っているので、兵庫県民であることをここで明示します。

正確には、姫路出身の両親のもとで、神戸市で育ち、西宮で中高時代を過ごしました。

 

いきなり兵庫県民としてのアイデンティティーを感じたのは、3月19日の、大阪側による「兵庫への行き来の自粛」呼びかけ。すぐに「翔んで埼玉」の映画を思い出し、ネットに「翔んで兵庫」のハッシュタグが出てきたことにウケました。

 

そして今日、中高の同級生と

「油引き」

いかなご

「とくれん」

アセロラゼリー」

ケーニヒスクローネアンリシャルパンティエ等の難読語」

等について熱く語り合い、特に油引きについては「連休や長期休みの前に、椅子を机の上に上げることと荷物を机の横にかけないことを命じられ、休みが明けて登校すると、教室や廊下の床がいやにギトギトになっていて嫌な臭いがし、数日は転んではいけないと固く思わされる謎の定例儀式」だったということで意見を一致させた。

ほかの地域にはないんですか、「油引き」。わっくすがけとかいうオシャレなことをやってるの?

床に呪いをかけられたような、嫌な嫌なものでした。油引きされた床に、いつまでたっても安心できない。

「のびのびパスポート」「トライやるウィーク」「はばタン」「ココロンカード」「荒ゴミ」等も。

あと、「体操の隊形に開け!」って号令かけられたら「やー!」って言って散ることも、兵庫県特有の文化らしい。

うそぉ。

「やー!」って言わないの?よその地域はどうしているんですか?なんて言うの?

たぶん、一発で兵庫県民を見分ける方法は「体操の隊形に開け」ですね。兵庫県全域でやっているのかどうかわからないし、大阪でやっていないのかどうかもわからないけど。

メロンパンや玉子焼きは、私はスルーできるかもしれない。でも、「やー!」は避けられない。

聞いてみると、「体操の隊形に開け!」みたいなことを言われて、「アー!」系の声を発するのは日本体育大発祥らしいです。

 

「どちらにしようかな」とか、じゃんけんの掛け声とか、二つのグループに分かれる時の掛け声とか、「フルーツバスケット」か「大嵐」か、「どろけい」か「けいどろ」か、見分ける方法はたくさんあるのよ。そのすべて、兵庫県民として正解を選んでみせる。

 

兵庫県民としての誇りを持ち、生きていこうと強く思った三連休でした。

 

じゃあほかにどういう方法を取ればいいのかわからないけど、なにせ、大きなことを夜に突然テレビで言うのはやめてほしいです。

 

往来自粛は3日間だけでよいのだろうか?

来週になったらおさまっているわけではなし、少なくとも2週間程度(もっと、と言いたいけど、経済的なこととかはわからないので)、仕事も含めて可能な限りの往来自粛を呼びかけないと意味ないのでは?

来週も無理だとわかれば、それなりに、じゃあどうしようかと考えることもできる。

前日の夜にいきなり言わないでほしい。

 

なぜ、兵庫県だけなの?

 

翔んで兵庫、とか、ネタにしますが。

ネタにしなければやっていけない状況ですが。

 

逆に、三連休の京都は、外国人が少ないだけで、大混雑でした。デパートは、阿闍梨餅や金平糖が売れ残っていてお惣菜系の売れ行きが激しかったので、そう遠くないところから来た人が多かったように思える。近隣の県からたくさん京都に集まってきたのでは。

 

大阪の首長が言っていいことは、「大阪の人はなるべく遠くに行かないでください」だけなのではないだろうか。

それで、危ないと感じている自治体が、それぞれの権力の及ぶ範囲に呼びかけなければならないのではないだろうか。

もちろん、各首長の合意の上で。

大阪の単独プレーによる兵庫県に行くな表明に見えるから反発の気持ちになってしまうのよ。